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はやぶさ再び

小惑星探査機はやぶさの映画3本観たので簡単に感想を。


「はやぶさ/HAYABUSA」
メガネ理系女子に扮した竹内結子の魅力あふれる作品だったか、と。

「はやぶさ 遥かなる帰還」
おっさんたちの魅力あふれる作品だったか、と。

「おかえり、はやぶさ」
子供向けヒーローものの作りだったか、と。


事実は小説より奇なり、であるからして、やっぱりエンターテインメントに過ぎないこれらはまあこんなもんかな、ってところである。
でもやっぱり泣くわー。どこで泣くって、打ち上げの画ですでになんかじんわり泣けてくる。
正直なところそれぞれの作品の人間ドラマな部分は記憶にあまり残らない。かなり想像がしやすいドラマ展開な演出が安っぽくなってしまっているけれど、はやぶさの軌跡と絡めるためという意味ではわかりやすい、という点では悪くはないのだろうとも思う。
はやぶさのイメージCGが出てくるのも画的に必要なのだろうけれど多用は無用かと思った。どの作品でどの程度使われたかは記憶が定かでないが、少なくとも大気圏突入時の燃え尽きていくはやぶさのCGは不要かと思った。実際に記録された地上からの火球の画だけで十分だ。
逆に、打ち上げ時のはやぶさの太陽電池パドル展開のCGは何故か泣けるんだよな。あ、3作品の中にその画はあったっけ?いろんな画と動画がごちゃごちゃになってるかも。


登場人物は実在の人物がモデルになっているのが(当たり前だが)多く、3作品で見比べたりするのも楽しいかもしれない。
例えば川口淳一郎プロジェクトマネージャーの場合、

「はやぶさ/HAYABUSA」
川渕幸一・佐野史郎

「はやぶさ 遥かなる帰還」
山口駿一郎・渡辺謙

「おかえり、はやぶさ」
江本智彦・大杉漣

となっていて、作品内での立ち位置や演出はそれぞれ異なっても、ここぞという時の実際の川口先生の発言らしきものが決め台詞としていずれの作品もが採用していたりするのは面白かった。



で、「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」(通称HBTTE)は?、と聞かれてしまうと、ごめんなさい観ていないのです。プラネタリウム版のこれ一番観たかったのにどうしても機会が得られなくて。
はやぶさファンの人は間違いなくこれが一押しみたいです。


帰還前に製作された作品ではあるけれど「はやぶさ物語 祈り」は、いつ観てもなんど観てもじんわり涙がうかぶ。
ワタシがはやぶさ関連で初めて観たのはこれ。そもそもどうしてここにたどり着いたかはよく覚えていないけれど、はやぶさの帰還がかなり確実になってきた頃にたどりついて食い入るように観た。泣いた。

エンターテインメント系動画「こんなこともあろうかと!」で有名なこちらとこちら完結編は、泣き笑いの珠玉作品。これを観るためにワタシは初めてニコ動に足を踏み入れたのです。






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闘う美女はステキ

映画「バイオハザード」シリーズがなんか好きだ。
こうなんていうか、とんでもなく面白い、とかびっくりするほど出来が素晴らしい、とか、そういうわけではないのだけれど、なんかぼーっと眺めていられて適当に面白さもある。

ワタシはホラー系映画は基本的に全然ダメなクチだ。怖いというより気分が悪くなってしまう。

しかし「バイオハザード」は元があまりに有名なゲームだ。ワタシもPS版をプレイした。アクションは苦手だから難しいし、エンカウントする敵はそりゃあとんでもなく恐ろしくてショッキングで、ギャーギャー悲鳴をあげつつプレイしたものだ。

映画でゾンビがわさわさ出てきても、ゲームプレイ時のドキドキ感に比べればなんのその。それに主人公のミラ・ジョヴォヴィッチがなんともたくましくかっこよろしく可愛らしく、登場クリーチャーの気持ち悪さを押さえ込むだけの魅力があるというか。闘う美女っていいよね!

Falloutもそうだが十二分に気持ち悪いクリーチャーがわんさか出現する。で、ゲームっていうのはそういうのと戦って生き残っていかなければいけないから、そりゃあもう遭遇するたびに心臓に悪い。

で、映画はまあ主人公以外の登場人物たちはゾンビにバリバリ食いつかれてしまったりしてもしょうがねえって感じだけど、主人公が死んじゃったら話が終わってしまうから、それは絶対ないわけで。だからピンチに陥っても「アリスがとんでもなくカッチョイイ起死回生のアクションを繰り広げてこの場を切り抜ける」というお約束の推測が容易な点は十二分の安心感につながるのだ。

結構何度もシリーズ観ていて、ゾンビが大挙する画が






         ____         / ̄ ̄ ̄\
     /___ \      /  ___ ヽ
    /  |´・ω・`|  \     /  |´・ω・`|  \ みんな~
   /     ̄ ̄ ̄    \  / _,    ̄⊂二二)
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  └二二⊃         l ∪  |          |
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     ヽ_二コ/   /     ヽ  / \  /
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に最近見えてきた。



「南極料理人」

少し前になるが、「南極料理人」をやっと観た。

劇場公開時からものすごく観たかった映画だったので、家で観られるようになった頃合早々に入手した。にも関わらず、なんだかんだと結局放置で観られず仕舞いだった。

いや、あのね、本読んだりマンガ読んだりゲームしたり、は全然できているのだから映画だって観ようと思えばいくらでも観られるってもんなのだけれど、でもなんていうか、落ち着いて観られる環境じゃあねんだよなー。できれば夜にひとりひっそり観たい。でもそれはかなり無理だわ。いやいや、時間の遣り繰りして観れば?なんて言われたらそれまでなんだけれども、なんていうかな、雰囲気的な問題?タイミングが大事、っていうか。そもそも”ひとり”に夜なるなんて今現在の時点でありえナッシング。

で、娘たちの夏休み終盤のある夜、ふとスカパの番組表見たらちょうど「南極料理人」の放送直前だった。
上の娘とふたりで質素な晩ごはんを終えたばかり、下の娘は夕方から寝てしまっていてどうにも起きそうにない、相方の帰宅は深夜と推定される。

あら、ジャストタイミング?

わざわざ入手していたのに結局スカパで観るなんて、と思わないでもなかったが。


ゆるーい雰囲気の中にするっとわずかに紛れ込む、極限の環境が生む小さな狂気のようなもの、それは面白おかしい方向に演出されてはいるのだが。
なにも恐ろしい展開が起きるわけではない。けれども、越冬南極観測隊が如何に過酷な特殊な環境下で長く”閉ざされて”過ごすのか、の想像の糸筋になっている。しかしごく平常下のサラリーマン社会的というか、大学のサークル活動的であるというか、そういったゆるーい雰囲気でやり過ごしていく登場人物たちの様々な個性の立ち方が上手く演出されていて、結局は特殊環境下であるに関わらず、淡々とした隊員達の日常生活記録になっているあたりを、ものすごく面白い!と思った。
実際どうなんでしょうね?


「メシ食うために南極に来たわけじゃないからさ」
という台詞は、ものすごくこの作品の根幹に関わるセリフだ。
というか、メシとはなんぞや?と人間に問いかける見事な台詞であるのだ。

「美味い!」「美味しいねー!」はものすごく大事だな、と。


ラーメンのくだりはストーリのメインのひとつだったが、きたろうさん演じるタイチョーの、やっと再びラーメンに出会えた喜びを隠しきれないゆるんだ口元の絶妙な表情はホント観ているワタシもつられてニンマリ顔になってしまった。「ラーメン美味いもんねーっ、やっと食べられるよ、よかったねー!」と心から思ってしまい喜びを分かち合った気持ちになってしまった。


映画後半に差し掛かった頃に、寝ていた下の娘が起きてきて遅い晩ごはんを食べながら一緒に見ていた。(結局ひとり鑑賞は無理だったってことです)
「あれ、美味しそうね」
「あの人美味しいからすごく食べてるね」
なんて娘が言う。
で、リアル食卓の質素おかずを指差して
「ママ、このおかず美味しいね」
なんて、ちきしょー上手いこと言いやがってー。




君に会うために

破壊と汚染によって人類の生存が不可能となってしまった地球を離れ、別天地を得たはずがいつしかまた湧き起こる人類の母なる地球への思慕。
これは多くのSF作品に見られる最大のテーマであろうと思う。

ワタシがこのテーマで一等先に思い浮かべるのはやはり竹宮惠子『地球へ・・・』である。
『地球へ・・・』は語るまでもない名作なのだが、如何せん人類のアイデンティティを追及した末に夢も希望もない壮絶な展開がこれでもかこれでもかと押し寄せてくる。繰り返される生と死の気の遠くなるような繰り返しの中で”地球”への思慕が記憶にわずかながらにもしかし確実に継がれていくことを、奇跡だと感じるか哀しいと感じるか。


OVA『FREEDOM』も、地球は人類の住める星でない、という常識を植えつけられていたはずの少年が偶然にもその目で青く輝く地球の姿を見てしまったことから物語が動き始める。
しかし少年の心を真に動かしたのはどうということもないたんなる”ひとめぼれ”なのだ。

少年の暮らす地は月面の都市エデン。高度な科学文明に保護され管理されたエデンは少年には退屈でありながらも平和で、やんちゃに暴れるくらいしかすることもない日常だった。ある日偶然にも一枚の写真を手に入れ、写る少女の姿にひとめぼれしてしまい、その写真が地球からのものだと確信したならば、後先考えない向こう見ずな勢いで、ただその少女の”会いたい”一心だけで、地球へと旅立ってしまう。

少年の”ひとめぼれ”が、「むこうは滅びたかもしれない」と思っている地球と、そう思想統制している月というふたつの地で生きる人間たちを大きく動かすことになる。



設定の細部に至るまでのしっかりした作りを求める目の肥えたSFファンの方々には消化不良の点や説明不足に苛立つ点も多く見られるのでないかと思う。また、少年の”ひとめぼれ”という想いが物語りを動かすきっかけになる点にご不満を持たれる方々もおられるだろうと推測する。

けれどワタシは、少年たちの直情的で浅はかな考えで向こう見ずに疾走する姿こそ面白いと思った。


地球にたどり着いた少年たちが写真の少女を探し破壊の爪あとが生々しい文明が崩壊した北米大陸を彷徨う画は若々しさがあふれたロードムービーさながらで、そも物語全体において『FREEDOM』は少年たち、若い世代の人々のロードムービーだ。
少年少女たちにとって”恋”はきわめて重要な生活の要素だ。それと”友情”。それは大人が生活するために少しずつ減らしたり切り離してしまうものであるだろう。

未来を憂慮し慎重になりすぎたが故の厳格な保守や管理を大人が粛々と行うこともいい歳になってしまった今のワタシにはよく理解できることなのだが、バカらしいほどにまっすぐに疾走する若者の姿も美しく思う。両者はなかなか相容れぬものではあるが、漠然としながらも遠い未来に光を見つめることと、どれだけ小さくなろうとも光を守りぬこうとすることは相反することではないのだ。



FREEDOM PROJECTは日清カップヌードルの宣伝を皮切りに多岐に渡った。
テレビCMで放送されたFREEDOMのエピソードはかなりドラマティックなシーンが多かったのだが、残念ながらOVAに組み込まれていないことがほとんどでそこが残念ではある。ただ、それらがOVA本編にもしも使用されていたならば、ワタシが「少年たちのロードムービー」と感じたような雰囲気とは異なっていたことだろうと思う。


CMはものすごくかっこよかったし、OVAはフツーに面白かった。
若いってすごい。





特別な女の子 その3

映画版にはナウシカというヒロインに影の部分が見当たらない。
戦争に駆り立てられる人間の愚かさを悲しみ、己もまた憎しみにかられた時凶暴な一面が牙を剥く自身にとまどう姿はあれど、全体像は大変ポジティブな健やかな心の持ち主である。
ステレオタイプのヒロインとも言えることになってしまうのだが、奇跡や英雄といったものはその方がわかりやすくていい。複雑なキャラクタや舞台の設定、陰鬱な心理描写は子供が観ても少しも面白いものではないだろう。
ドラゴンクエストが全年齢対象として比較的わかりやすい作りになっているのと同様と思えばいいのかもしれない。


もう我ながら呆れるほどに数え切れないくらい繰り返し観たので近年テレビ放送があっても観なくなってしまっていた。
今回これを書くにあたり久しぶりに観たのだが、やはりナウシカは清く正しいヒロインだった。

思春期の頃のように「特別な女の子」に憧れるような歳ではさっぱりなくなったし、「その他大勢のひとり」が自分の器量だとよくわかっている。しかしその他大勢、とはいっても個々の人間はそれぞれの人生を生きていて、それぞれに苦悩し喜びを感じ、それは各々にとっての「特別なこと」だったりもする、ということをもはや知っているのだ。逆に大勢から「特別に見られる」ことに多大なストレスやリスクがあろうことも想像できるようになった。
平凡でも個々の人生は個々のものである、ということがすでに「特別」であることを知るには、やはり多少なりとも年齢が必要なのかもしれない。


ナウシカはいつまでも変わらず清く正しいヒロインで、今も大好きな長編アニメ映画のひとつであることは変わりないが、ヒロインに憧れ感情移入するような見方はできなくなったことを少し淋しく思う。



いらっしゃいませ。

ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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