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特別な女の子 その3

映画版にはナウシカというヒロインに影の部分が見当たらない。
戦争に駆り立てられる人間の愚かさを悲しみ、己もまた憎しみにかられた時凶暴な一面が牙を剥く自身にとまどう姿はあれど、全体像は大変ポジティブな健やかな心の持ち主である。
ステレオタイプのヒロインとも言えることになってしまうのだが、奇跡や英雄といったものはその方がわかりやすくていい。複雑なキャラクタや舞台の設定、陰鬱な心理描写は子供が観ても少しも面白いものではないだろう。
ドラゴンクエストが全年齢対象として比較的わかりやすい作りになっているのと同様と思えばいいのかもしれない。


もう我ながら呆れるほどに数え切れないくらい繰り返し観たので近年テレビ放送があっても観なくなってしまっていた。
今回これを書くにあたり久しぶりに観たのだが、やはりナウシカは清く正しいヒロインだった。

思春期の頃のように「特別な女の子」に憧れるような歳ではさっぱりなくなったし、「その他大勢のひとり」が自分の器量だとよくわかっている。しかしその他大勢、とはいっても個々の人間はそれぞれの人生を生きていて、それぞれに苦悩し喜びを感じ、それは各々にとっての「特別なこと」だったりもする、ということをもはや知っているのだ。逆に大勢から「特別に見られる」ことに多大なストレスやリスクがあろうことも想像できるようになった。
平凡でも個々の人生は個々のものである、ということがすでに「特別」であることを知るには、やはり多少なりとも年齢が必要なのかもしれない。


ナウシカはいつまでも変わらず清く正しいヒロインで、今も大好きな長編アニメ映画のひとつであることは変わりないが、ヒロインに憧れ感情移入するような見方はできなくなったことを少し淋しく思う。



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特別な女の子 その2

映画版は原作マンガの序盤だけを映画化したものである。
映画版はまさに大団円を迎える結末といったところだが、原作マンガでは展開そのもの、更にまったく違った結末を迎える。原作マンガが完結してからはワタシの映画版に対する印象は少し変わったかもしれない。

映画版のナウシカのヒロイン像は憧れになるものだ。非を打つ点がほとんど見当たらない。逆に単純だとも言える。

映画版は、トルメキア国のペジテ市への侵略と巨神兵の強奪、ペジテ市の死に物狂いの逆襲、それに風の谷も巻き込まれる、といった大筋である。風の谷という小国をその姫が守り救った英雄譚でもあるのだ。
遠い過去の高度文明が滅んだ原因の「火の七日間」を引き起こした破壊兵器として生み出されたと伝承されている巨神兵を使い、人類を脅かす腐海を焼き払って再び大地を人類の手に戻そうとするもくろみはトルメキアにもペジテにもある。ペジテ側は、トルメキアは巨神兵を列強他国への覇権誇示に利用しようとしているが自分たちは平和的利用しか考えていない、と主張するもナウシカは、あなたたちはトルメキアと同じだ、と一蹴する。
腐海は汚染された大地を清浄化するために生まれた生態系で蟲はその守護者であることを、ナウシカは腐海の底に遭難して知った。清浄化するのにどれだけ膨大な時間がかかるかはわからないが、腐海は人類の敵ではなく共生するべきものなのだ、とその身をもって(というか体を張って)人々に知らしめるのである。


ところでエンディングで、紛争に巻き込まれた風の谷を復興させようと働くナウシカと民衆、クシャナ率いるトルメキア軍は撤退し、ユパとアスベルは腐海への旅に出る、という後日談的描写が続くが、ペジテの生き残りの人々は一体どうなったのだろうと思う。果たして風の谷が受け入れ先になったのか、それとも新たな移住先を求めて得たのか、そこはなにも語られない。
ナウシカが王蟲と交わす友愛の奇跡を見たのは、クシャナ率いるトルメキアの辺境派遣軍とペジテの生き残ったわずかな人々、それと風の谷の民衆だけである。人類の愚かしさの影はまだどこか描写されてはいない他国にあるのかもしれないのでは、とふと思う。
しかし清清しいナウシカの笑顔を見せられるとそういう残された疑問も消えてしまい、とにかく大団円に胸を撫で下ろすだけだ。


(続きます。)






特別な女の子 その1

遠藤淑子の短編『エイミー』に、主人公の女子高生が上手く自分の感情や行動を制御できない冴えない青春を憂い、こう呟く場面がある。

「あーあ、あたしナウシカみたいになりたかったなー。ナウシカみたいに、特別な女の子になりたかった。」



長編アニメ映画『風の谷のナウシカ』をワタシが初めて観たのは思春期に入ったばかりの頃で、テレビ初放送だったそれをVHSビデオで録画して、そりゃあもう数え切れないほど何度も何度も観た。

腐海と蟲たちという過酷な自然と心を通わせ、人に優しく、とても賢く、時に雄雄しく、時に可憐で、果てには人々の救世主となるナウシカはまさに「特別な女の子」であり、ワタシは少女期から思春期かけてとても憧れた。
無垢に夢と希望を持って未来を想像した幼少期を過ぎ、将来になにかぼんやりとした不安を感じるようになり、いつかおそらく自分が何者でもない大多数の中のひとりとして世間に埋もれていくだろうことにつまらなさを感じた不安定な思春期の感情から生まれる「ヒロイン願望」からの憧れであると思う。


『風の谷のナウシカ』の舞台は、高度な文明が滅亡し時の彼方に忘れ去られて人類の存続が風前の灯となっているという過酷な時代である。しかし風の谷の民の牧歌的な暮らしの描写を見せられると、その過酷さというものは想像が難しい。腐海の脅威に人類の生命が晒されているという設定は頭で理解はしても、風の谷の長閑さと和やかさの印象が勝ってしまい、平穏な暮らし(に見えてしまう)の中で、その人柄で皆に慕われ、族長の娘、つまりは小国のお姫様であるナウシカはこれだけですでに「特別な女の子」である。

そしてメーヴェ、まさにナウシカ専用である。メーヴェがナウシカのヒロイン度をさらに上げるのだ。
映画後半、アスベルの手助けでペジテのブリッグからメーヴェで脱出したナウシカが、追ってきたトルメキアのコルベットに攻撃されながらも被弾することなく飛び続け、救援に飛んできたガンシップが見事コルベットを撃墜する、というここは名場面のひとつであるが、メーヴェの機動力の高さとナウシカの華麗な飛行テクニック、そしてメーヴェそのものの鳥の翼のような美しいフォルムはまさに主人公専用でヒロインの重要要素のひとつである。

そんな「特別な女の子」のナウシカの、人類の脅威たる腐海と蟲を理解しあらゆる生命そのものを等しく見据え愛す心に感動し、人間の果てない欲望と愚かさを嘆き悲しむ姿に切なくなる。
ナウシカはもはや女神だ。物語の終わり、ナウシカはまさに救世主たる女神として人々の前に降臨するのだ。
これほどまでに「特別な女の子」に仕立て上げられたナウシカに憧れないはずもない。


(続きます。)






予告みたいなもの

次回から『風の谷のナウシカ』の映画版と原作マンガ版の両方についてを投下する予定です。


どうしてわざわざこんなこと書くかっていうと、
自己満足ながらなかなか出来の良い文章が書けたような気がするから、
っていうのと全然違って、

文章がある地点から少しもまとまらずに頭をかかえていて、
別に仕事じゃないんだから止めちゃおっかなー、
って少し思ってる自分を、あえて追い込んでみるテスト。



「『バナナフィッシュ』のことを書いてみないかい?」
というリクエスト?も貰ってるので、それもいずれ。




写真

「3年1度も見ず触らずのモノは処分すべし」は掃除の鉄則だ。「いつか使う、のいつかは来ない」である。

相方の「あれってどこに置いてるっけ?」と言い出したことがきっかけで、予期もせぬ大掃除をするはめになってしまった。以前晒した「殿堂入り~♪」とワタシが勝手にほざいている天袋がターゲットだ。

結局、相方の探索物は全然別の場所にその痕跡を発見したので、その天袋をひっくり返す必要はまったくなかったわけなのだが、ワタシの殿堂入りマンガの山の後方には一体なにをしまいこんでいるのかの記憶が曖昧になってしまっていたので、まあこんな機会でもなければあと2~3年くらいはまともに手をつけようとは思わなかっただろう。

結論としては、まあいわゆる「思い出物品とその残骸」のようなものばかりだった。この際なのでいろいろ見切ってみることにしたのだが、まあ出るわ出るわの見切り品の山であった。ようはゴミである。もちろん本来の意味でのゴミではないのだが、見切れるということはゴミも同然ということだ。

考えるわけである。
ワタシには娘が二人いて、相方もいる。この相方はまったく片付け、整理整頓能力がない。もう再教育が施せないレベルのヤツだ。ワタシが先に死んだとして、別に大層長生きしたいわけではまったくないのだが、娘たちが一人前になるまでは少なくとも生きるべきだと思うし、生きたいと思っているのであるが、しかし人生どんな事態に出くわすかさっぱりわからないわけで、まあそれはさておいたとしても、親の遺品を娘たちに整理させる事態が訪れる将来に、「なんだよ、これちくしょー、さっぱりわかんねー」と思われるようなモノの大群を彼女たちに残す申し訳なさと情けなさよ、と思うに至る。

ワタシは別になんでもかんでもとっておく性質ではないのだが、それでもやはりモノは溜まるものだ。それは財産ではなく、たんなるモノでしかなく、ひいてはどうでもいいモノと化す可能性が大いにある、その程度のモノだ。本当に必要なモノや大切なモノは本来一般家庭においてそう多くはないはずなのだ。

ま、そーいうことで、これいらん、それはもう十分保留期間を取ったから終了、と分別していったならばあれよあれよと処分品の山の完成。ゴミ袋4ついっぱい。むはー。


未整理の写真が大量出現し、細かい作業はまた後に、ととりあえずまとめるだけにしようとして、ふいにそれを見つけた。
すでに亡くなった舅といまだ健在のワタシの父が一緒に写っているものだった。写真の中の彼らはニコニコ笑っている。ワタシと相方の結婚式の時の写真だった。生意気で世間知らずで青臭かった当時のワタシと相方の結婚を、結局はとても喜んでいてくれた様子がよくわかる画だ。懐かしくもしんみりしてしまった。

相方にもこの気持ちを味わせたくなり、見せることにした。
相方の表情はやはり、懐かしくもしんみり、だった。




以下、拍手でいただいたコメントの返信。




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地域ネコ

近所にご老人方が自然と集うところがある。古びたイスや古びた手製の木の腰掛が独居老人のお住まいらしき前に並べられていて、そこに朝夕自然と集っておられる。結構な人数だ。そばの川の土手や堤防、川辺に移動する組もある。大半は男性で、家族がいっらしゃる方もいるようだが半数以上はお独りのようだ。お年を召されいろいろ大変なこともあるのだろうけれど、青空寄り合いはいつも大変盛り上がっていて話題は多岐にわたるようだ。

その青空寄り合いにはネコたちもいる。集うご老人方の足元に寝転がったり、どなたかの足にスリスリ身を寄せたり、腹を見せモフモフされたりしている。
ネコたちの中にはどなたかの飼い猫だったりするのもいるようだが、基本的にみないわゆる地域ネコである。つまりは野良だ。ご老人方の家に出入りしたりしている子もいるようなので、半野良と言えなくもない。


野良ネコと人間の関係は大変デリケートな問題である。この地域ネコが住む周辺でも保健所の「エサを与えないで!」という看板を見る。ご老人方がエサをやることに眉をひそめる周辺住人もいると思う。
しかしご老人方の、その多くが独居老人であろう人々の、どう見ても癒しの存在になっている野良ネコたちを憎憎しげに排除しようとまでする人はさすがにいないようで、野良ネコたちは黙認され地域ネコとなったようである。子猫が生まれたりしつつ野良の寿命はやはり短いだろうから顔ぶれは変わりながらも一定数を保っている。

ご老人方の集う場所がすべてその地域ネコたちのテリトリーだからだろう、ご老人方の目が届く範囲の道の真ん中でゴロンゴロン転がったり、どっかり寝そべったり、香箱を作っていたりしていて、そこは車が通ることはほとんどないのだが川の土手道に続く通りで、ワタシは毎日自転車で走るのだ。
云わばテリトリーの侵入者たるワタシがネコたちを驚かせては申し訳ないので、最徐行で通ることにしている。それに、疾走するのは寄り合うご老人方にも申し訳ない。


ある朝、下の娘を幼稚園まで送っていく時、件のご老人方のおひとりが堤防から川辺へと散歩しておられるのを見かけた。やはり結構なご年配の方なので足取りは相当ゆっくりだった。そのご老人の後ろを地域ネコの一匹がトコトコついて歩いていた。「ああ、一緒に朝の散歩をしているんだな」と思い、なんだかじんわり感動した。


ある柴犬

朝、下の娘を幼稚園に送っていく時しばしば出会うお散歩ワンコたちのうち、ある柴犬にはたびたび吠えられる。

彼(彼女?)はどうも自転車がものすごく嫌いらしい。ワタシに向かって吠えているというより、どうもワタシが乗っている自転車に吠えているとしか思えない。
徒歩ですれ違う時、彼(彼女?)はまったくクールな表情を見せているだけだ。他の徒歩の人に向かって吠える姿も見たことはない。自転車に乗って走る人に吠える姿はたびたび見かける。そういえば彼(彼女?)は車にも吠えていた。

これはワタシが勝手に想像したことなのだが、朝とてもよい気分でご主人と散歩に出かけていて、なのに彼(彼女?)の散歩道を断りもなしに早足で去っていく乗り物系がどうにも無礼に感じるのではないか?

ある時自転車を押して歩いていて前方に彼(彼女?)がいた。自転車はあるけれど乗っているのでない。果たして彼(彼女?)はどうする?と思いつつすれ違ったら、彼(彼女?)はクールな表情でワタシを一瞥しただけだった。

もちろん彼(彼女?)のご機嫌も関係しているとは思うのだが、やはり自転車で走っていると吠えられることが多い。彼(彼女?)が乗り物系に吠えている時、ご主人である年配のご婦人はいつも申し訳なさそうにリードを引っ張っている。
朝は大半の人間がかなりの急ぎ足で、車もバイクも自転車も結構な速度で走る。歩く人のすぐそばをそれらが通り過ぎるのだから危ないものだ。もしかしら彼(彼女?)はそんな危険な乗り物たちからご主人さまを守ろうとしているだけなのかもしれない。

幼稚園の送迎に自転車は手放せないが、彼(彼女?)の気持ちも考慮したく思い、最徐行で通り過ぎるようにしてみた。さあ反応は?と様子を窺うと、彼(彼女?)はやはりクールな表情で自転車に乗るワタシを一瞥しただけだった。しかしその表情に「その速度ならばよろしい」と認可の意が含まれていたような気がする。



現実逃避の旅立ち その5

秋ともなれば学校は行事が多く、娘たちはもちろんワタシも釣られてバタバタしている。
ブエルタ・ア・エスパーニャもじっくり観戦、というわけにもいかずなんだかんだ片付けながら横目で観たり、いつのまにやら寝落ちしてしまったり、の繰り返しだった。ここぞっ!って勝負どころはちゃんと観られたからいいのだけれど。

というわけで当然ながらゲームなんぞするヒマはそうそうありゃせんのです。現実逃避なんかしてる場合でない。がしかしせっかく進めてたのだから途中で止めてしまうのももったいない気がして。寝る前に本読む気分でない時とかにちょっとずつプレイしてます、ドラクエ8。


えー、前回どこまで書いたか。
ドルマゲスにヌッ殺されたとこまでだな。


再戦に向けてレベル上げー!とか言ってたけど、なんかわざわざレベル上げするのもめんどくさくて、とりあえずサザンビーク周辺の探索をほとんどしていなかったからキラーパンサーに乗ってたったか走ることに。
ゼシカがフバーハ覚えていないだけでなくククールがベホマ覚えていない状態でドルマゲスに突っ込んでいってたことに初めて気がつく。そりゃあいくらなんでも回復追いつくわけがない。
確か初回プレイ時はククールがベホマラー覚えたレベルでドルマゲス戦に行ったと思うから(たぶん1回はベホマラー習得レベル手前で挑んであっさりヌッ殺されたと思う。再戦時ベホマラーまで覚えてから、だったのでないかな?)やはり何度目かのプレイだし早く進めてるつもりは全然ないのだけれど早めにヤツのところに到着してしまっていたのか。
とにかくその2つの呪文を覚えてしまったらもうレベル上げとかするのがめんどくさくなって、もういいや突っ込め!と再戦。
ま、勝ったわけですが。ギリギリね。戦闘下手なもんで。

ドルマゲス戦が終わるとシナリオ的に一段落。でゼシカ離脱だ。
ライドンの塔も初回プレイは、なんと複雑な!と、頭を悩ませ迷いまくったけれど、手順は覚えてなくともやり方は覚えているのであっちゅー間に終わってしもた。
んでやっぱり呪われしゼシカは気持ち悪い。青筋立てて不気味な顔色に持ち前の豊かな乳とナイスバディーの不釣合いさがホントに気持ち悪い。でもたいして強くはないんだけど。
ここらへんのイベントはやはり、あの犬のエサの件の不愉快さに尽きる。おーい全年齢対象のゲームですよー。ちょっとその演出は如何なものなのー?

そんなこんなでゼシカ再加入。雪山へレッツらゴー。
薬草園の洞窟も初回プレイは悩んだな。トーポで何をしろ、と?
でやっぱりここもあっさり終わってしまって、とにかく困ったのが、サクサク来てるので一向に金が貯まらん。装備も武器もなかなかに貧弱。レベルはどうでもいいが金は欲しい。せめてゲーム内くらい金に困らない暮らしがしたい。働かざるもの食うべからず。はいはい、稼ぎますわよー。最後の鍵持って世界周回。で、すぐ厭きる。もう買い物はいいや、と投げ出す。どうせこの先にまたいい物売ってるからさ。もう今は保留ね。

で、海賊の洞窟。うちのゼシカはお色気修行をあまりしていないのでキャプテンが見蕩れてくれない。チッ。
ここはゲルダのババーンと再登場が目玉。いいね、ゲルダはいいよ。いい姐さんだ。

というわけでやっとレティシアに到着。
レティスの影を追いかけるのをめんどくさく感じてすぐ移動。
ベルガラックのカジノで遊びたいからイベントやっとくかー、と竜骨の迷宮。ドラゴンだらけですたい。ま、あっさり終わって、やっとカジノで遊べる!ってところまでが現在の進捗状況。

とにかく空に飛び立たないとね、ってところまで来てるわけで、んじゃやっぱり影を追いかけていくしかないわけで。



近頃満足に本屋巡りしてなくて淋しい

2010/10/14


またはやぶさかよっといったところだが。
けど科学、工学、宇宙学なんてさっぱりのワタシのハートすら鷲掴みだったんだぜ?夢がある。浪漫がある。そして現実である。


有川浩は『図書館戦争』がずいぶん有名な人で、でもひとつも読んだことなくて。マンガ化してるからなのだろう、上の娘が前に、読んでみたくてよ、母?と言ったのだけれど、文庫版はまだないみたいだし、うーん、どうすっぺかなー、と思ってたところに『阪急電車』文庫版発見。ひとつここは手始めってことでこれで勘弁しておくれでないかい?的購入。



おい、『ガラスの仮面』はどうした?ともし思われた方がいらしたら。
45巻、46巻、と2ヶ月連続発売ですってよ、奥さん。
もちろん存じ上げてますわよ、奥さん。
けどね、終わりはどうせまだ見えないのですわよ?
だから46巻が出たらまとめて買って読みますわ。
その後に久々にガラかめ長文攻めに出るつもりなのですわよ。



以下、拍手でいただいたコメントのお返事。




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カワイイおじさま

東海林さだお氏といえば新聞の4コママンガの人、という認識しかなかったワタシである。

大型書店を物色し愉悦に浸りしていたある時、文庫本の新刊平積み地帯でこの人の本を目にした。
帯のあおり文句に「シリーズ記念すべき20巻目!」とある。そういえば書棚にこの人の本ずらっと並んでるなぁ、とふと思い出し気まぐれに手にとってみた。
一体どんなこと書いてるのかしらん?と裏表紙の紹介文を読もうとしたところ真っ先に「解説・大田垣晴子」の字が目に入った。ワタシは大田垣さんの画文が好きなのだ。だから解説だけで3割り増しに心惹かれたと思う。内容はというとどうも面白美味しそう系のようだ。ワタシの好きな類のものでありそうだ。では読んでみよう、シリーズ化されているならば他のいくつかも買ってしまおう、と東海林氏の本が並ぶ位置に移動した。
記憶通りにずらっと並んでいる。背表紙が鮮やかな緑色に統一されていてインパクトがあるので、手にしたことはなくともどこか印象があったのだろう。
そう考えるとやはり「ジャケ買い」「表紙買い」が確固たる地位を得ているわけだから、本は内容は言うに及ばず見た目も相当大切だということだ。
さて、シリーズだけでなく他いろいろとにかくずらっと並んでいる。しかしどれにしたものやら当然悩む。金銭が余るほどにあれば全部買うところだが、当然それは夢物語である。
『東海林さだお自選 ショージ君の旅行鞄』という文庫本としてはかなりの厚さの本が目についた。推測するにこれはつまり「おいしいとこ取り入門書」たりえると勝手に決めつけて買うことにした。


「おいしいとこ取り入門書」として完璧だったと思う。
面白エッセイである。
ワタシが近年好んで読んでいる類である。
どう考えてもそのジャンルの師匠である。
すみませんすみません、知らなくて。
だって文春とか朝日とかそういう週刊誌なんてまったく読まないんだもん。


師匠なのに、とにかく全然エラソーでない。
失礼ながら申し上げると、それはそれは”カワイイおじさま”なのである。トホホ話もズッコケ話もワハハ話もなんだかキュートなのだ。おっさん的展開ゴロゴロなのだが、何故かおっさん臭がしないという脅威。世俗的でありながらどこか浮世離れしているとでも言おうか。つまらぬ愚痴っぽさを感じないのだ。

『ショージ君の旅行鞄』は旅行記の寄せ集めなのだが、師匠とぜひ一緒に旅に行ってみたい!と思わせられる。実に美味そうにビールを飲んでいる行はワタシのハートを鷲掴みなのよ。
残念な料理のことはきっぱり「美味しくなかった」と書かれていてもそこに厭味がない。大正解だった料理のことは「美味しかった!」と書かれていてもさらりと書かれていてくどくない。読者の想像力を邪魔しないのだ。逆に駅弁の章の、食し方の順と展開、背景なぞの詳細な記述はこちらがロールプレイさせられている気分になり爆笑してしまう。文の掘り下げ方のさじ加減が絶妙で、深夜寝床で読みながらたびたび声に出して笑った。実に爽快な笑いだった。


「おいしいとこ取り入門書」だけで師匠の本を読んだ気になっては大変な失礼だ、と心から思い、相当な数の本を出しておられるから追いかけるのはそれはそれは長い道のりだろうけれど、でもこんな面白い師匠に出会えてヒャッホーという気分である。


いらっしゃいませ。

ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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