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17歳の明日香

高校3年の春の遠足は奈良の明日香に行った。
見学的要素はほとんどなく、つまりはクラスの親睦を深めるためのイベントにしか過ぎなかった。一様に適当に色気づいている年齢でもあり、さながら昔でいうところの”合同ハイキング”のようなものでもあった。
当時のワタシはそれなりに社交的であろうと努めるフシがあったので、事前のクラスの話し合いで決まっていたレクリエーションにも積極的に参加はした。
でも心の中でひたすら思っていた。「せっかく明日香に来たのに!」


明日香はその名の通り飛鳥時代の遺跡がありえんほど多く存在する。『天上の虹』読者には垂涎の地だ。


クラス全体の親睦を深めることは確かに大切だ。それに異議を唱える気はもちろんない。また、高校3年という大学受験を控えた学生たちが恋というひと時の青春をすごすことも素晴らしきことだ。
しかし、明日香という素晴らしき地でわざわざそんなことに励む必要はまったくないのではないか。そんなことは普段の教室で励めばよろしかろう。
たぶん先生方としては、歴史の勉強の一環といったねらいがおありだったであろうと思われるのだが。


この年はゴールデンウィークがひどい飛び石連休だった。飛び石連休直前の平日が遠足にあてられた。その後飛び石連休突入。休日の谷間の授業なぞダルイの一言に尽きる。そんな朝、ふと「そうだ、明日香に行こう!」と思った。華麗なる自主休校である。財布の中身を確信した。電車賃は十分だ。ワタシの家から明日香まではいくら隣県といえど、大変遠かった。電車賃も相当なものだった。


あちらこちらの遺跡をひとりでじっくり見学した。堪能した。宮跡とかただ礎石みたいなのがざーっとあるだけなのに、むちゃくちゃ感動した。大体ワタシはこういった妄想できるものが大好きなのだ。どうして多くの人はこういうものに浪漫を感じないのか。

まだ17歳だったワタシの突発的な行動には今でも満足している。



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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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