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『サクリファイス』『エデン』を読んで その1

昨夏、たまたまテレビでツール・ド・フランスの序盤戦を見た。確か3戦目だったと記憶している。

サイクルロードレースのことは、ツール・ド・フランスとかジロ・デ・イタリアとかいうレースがあって、それは自転車で何日も長い距離を走るレースで、アームストロングという有名な選手がいた、とかいう程度の、つまりはほとんどまったく何も知らない状態だった。

そのたまたま見たレースで、何故だか理由はさっぱりわからないけれど、ものすごく惹きこまれた。なんという面白い競技だ!と思ったのだ。
生放送で現地と時差があるからレースが終わると25時過ぎになったりするので寝落ちしてしまったりしたこともあったが、とにかく毎晩レースを観るのが楽しくてしょうがなかった。たぶん日本人選手が2名出場していて印象に残る中継での映り方をしたことが少しあったのも興味と親しみを持てた一因だと思う。
実況や解説の人が、初心者にもわかるようにロードレースとはどういったものであるかを説明してくれたりもあったから、日毎ほんの少しずつだがルールがわかったり基本的な戦略がわかったりして、ますます楽しくなった。

ロードレースは個々の成績を争う個人競技のようでありながら実は団体競技であるところが、とにかくド素人のワタシにはとても面白く映った。チームのエースを勝利に導くためにその他のメンバで役割分担をしてエースをアシストする、という戦術の大原則は、団体競技ならば当然のもののようであるけれども、自転車には個人が乗って走っているわけで、なにも知らなければ個人が走って競っているいるようにしか見えない。乗っているのは個人でも走って競っているのはチームという団体、という「ロードレース」はそれまでにワタシが見たこともないスポーツの世界だった。

総合成績で優勝を争う可能性の高い選手は中継中よく映るし、とかく有力選手は実況や解説でも多く話題にのぼるので、視聴者側も注目して当然である。もちろんド素人のワタシの目もそういった選手にいくわけだが、しかしながら様々なアシストの姿を見るのもまたとても面白く、興味深かった。

レースの流れが落ち着いている時、大集団からすっと下がりチームのサポートカーから何本もドリンクのボトルを受け取りジャージの中にどんどん詰められるだけ詰めてからまた集団に戻っていきチームのメンバそれぞれに手渡していく選手。メンバのひとりがマシントラブルに見舞われたならともに止まって解決ののちぐいぐいと先導し遅れを取り戻させる選手。時にレースが動きそうな局面でエースのタイヤがパンクしたら、自分のそれを外して譲りとにかくエースをすぐさまレースに復帰させる選手。

あげるともうキリがまったくないのだが、アシストの仕事や働きは多種多様でまったく見飽きないのだ。その上でレースの重大な局面で各有力選手のガチンコ勝負なぞが繰り広げられると、興奮は最高潮である。
徒歩でも辛そうなほどの勾配の山岳コースを上っていく選手の様はもはや呆れるほどの力強さだし、傾斜のきつい下り坂をどう見てもブレーキかけていないだろうと思うくらいに凄まじい速度で下っていく様は鮮烈だ。

しかし戦略の一環でやみくもに上位を狙わずに遅れをとらない程度に走るだけという日もあったりする。メンバそれぞれの持ち味を活かしつつチームの設定した目標を最終的に達成するためにあらゆる頭脳戦が繰り広げられていて、しかしいざレースが始まると思ってもみない展開のアヤがあったりもする。毎ステージ目が離せないのだ。



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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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