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テーブル

狭いながらも楽しいかどうかはよくわからんが賑やかな我が家の中央に位置するダイニングキッチンには一応食卓となるべきテーブルがある。しかし本来の機能をまったく果たせずもはや物置と化していた。

ダイニングキッチンなどと言えば多少聞こえはいいが、玄関から居間へと続く通路とも言える場所に申し訳程度に存在するスペースに過ぎない。でもそれは家の中心にあって一応ダイニングキッチンなので食事の支度には最適な位置である。
しかしワタシ以外のすべての家の者らはこの場所を通路としか認識していなかった。そして家の中心の通路に手ごろにモノを置く結構なスペースがあるぞ、って具合でモノをどんどん置きやがりいつしか物置と化したのだ。その最たるは相方だった。

テーブルの上はとにかく相方の多くのモノに侵食されていた。彼は帰宅して玄関から真っ直ぐテーブルへと移動、外出装備をどんどん外してどんどんテーブルに置いていく。外から持ち帰ったあらゆるモノをどんどん置いていく。それでなくとも家の中の多くの面積が片付けられない相方のせいでひどいことになるのをどうにかこうにか食い止めるべくワタシは常に尽力しているわけだが、テーブルに関して外から持ち込まれる量がダイレクトに多すぎてワタシの力及ばずいつしか占領をしぶしぶ認めてしまっていた。
相方はPC内の細かなファイルはきっちり完璧に整理するのにデスクトップはゴチャゴチャというヤツなのだ。強敵なのだ。


ふと、「テーブルでごはん食べたいんだよーーーっ」と思った。
つまらない労力は省くべきだ。
テーブルだって物置になるために生産されたわけじゃあないだろう。
居間での食事の用意と片付けの労力なぞたいしたものではないかもしれないが、物置テーブルと居間、それに対する台所からの距離を比べればわずかながらも積もり積もれば、である。
そして労働力として娘たちを引っ張り出しても実際そこまでは当てにならないという現実である。

これは過去幾度も繰り返された攻防であった。ワタシの食卓としてのテーブルへの思いと、相方のモノの侵食力との。一体何度破れてきた闘いであったことか。


今回の作戦、相方の帰宅時の動線にあえてモノが置ける小家具を設置する。
動線は家族全員の動線でもある。その動線になんらかのものを設置するのはリスクが高い作戦である。しかし今回はどうしても結果を出したいというワタシの苦肉の作戦なのだ。(大袈裟に表現しているような気もするが実際ワタシの相方のモノの侵食は信じられないくらいに恐ろしいものである)

多少のレイアウトを変更し不必要なモノも処分できるだけして、ワタシと娘たちはテーブルで食事ができるようになった。
もともと相方は帰宅時間が遅いのでごはんが別である。朝ごはんも同様だ。(というか相方は朝ごはんを食べない困った人である)家族と食事時間が別で淋しいと思う人間でもない。そのあたりが不可思議でならないのだがそれは企業戦士たる相方のタフネスさでもあって、つまりはあまりそういう点で感傷的になるタイプでないということである。
相方は居間で床にどっかり座ってごはんが食べたい人なのでそれは希望に答えるが、娘たちは食事に関してはワタシの傘下ということでテーブルでの食事を遂行。娘たちは「お手伝い」をしなければならない立場なので、テーブルでの食事は大歓迎の模様。


今のところテーブルは食卓として維持できている。相方専用小家具設置は効果絶大の模様。
「家庭」とは実につまらないくだらない、でも当人たちにとっては切実な念と闘いに満ちている。




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いらっしゃいませ。

ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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