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鮮烈な疾走

ツール・ド・フランス2011観てます。
面白い。やっぱり面白い。

一昨年のツール・ド・フランスからロードレースを観るようになったのだが、どんなレースにもどんなステージにも様々なドラマがあって、もうハラハラするしワクワクするしドキドキする。
カメラが映し出すライブ映像の素晴らしき疾走感。
というか、ホントにものすごい速度で走ってるわけで。つまりはかなりの危険性も孕んでいる。悪天候だったり道悪だったりもあって転倒落車といったアクシデントと常に隣り合わせだ。今大会もすでに落車による負傷でリタイアに追い込まれた選手が幾人もいる。そういった痛ましいシーンはできれば見たくないものだが、「世界最大の自転車レース」だからシビアなのだ。だからこその鮮烈な疾走感なのかもしれない。
またレース中和やかに進む時間帯もあったりして、でもやはり結構な速度で選手達は走っていて、フランスの美しい風景を疾走する画はあまりに見事である。




山下和美『天才柳沢教授の生活』の第131話「風を創る」はワタシのお気に入りの話のひとつである。
早朝自転車の”鮮烈な疾走”を偶然見かけた教授が、その日一日かけてそれを探求するのだ。

長年乗る人も無く家の片隅に放置してあったママチャリを引っ張り出し調整して六法全書で道路交通法を見直してからいざ出発するのだが、実際の自転車乗りの一般道路におけるマナーの悪さ、道路交通法を押しのける大衆の心理、自動車と歩行者の間で狭くなる肩身、それらに教授は失望感すら覚える。しかし早朝見かけた”鮮烈な疾走”に確かな「風」を見た教授は、コースを一般道から川沿いの遊歩道に変えて走り出す。

「この風は私の脚力が創り出しているものだ」
「私は今、純粋に私だけの力で私が本来持つ移動速度を凌駕している」

”鮮烈な疾走”が生み出す「風」を体感し、その先に訪れる爽快感を得た瞬間の教授は会心の笑顔だった。




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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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