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「南極料理人」

少し前になるが、「南極料理人」をやっと観た。

劇場公開時からものすごく観たかった映画だったので、家で観られるようになった頃合早々に入手した。にも関わらず、なんだかんだと結局放置で観られず仕舞いだった。

いや、あのね、本読んだりマンガ読んだりゲームしたり、は全然できているのだから映画だって観ようと思えばいくらでも観られるってもんなのだけれど、でもなんていうか、落ち着いて観られる環境じゃあねんだよなー。できれば夜にひとりひっそり観たい。でもそれはかなり無理だわ。いやいや、時間の遣り繰りして観れば?なんて言われたらそれまでなんだけれども、なんていうかな、雰囲気的な問題?タイミングが大事、っていうか。そもそも”ひとり”に夜なるなんて今現在の時点でありえナッシング。

で、娘たちの夏休み終盤のある夜、ふとスカパの番組表見たらちょうど「南極料理人」の放送直前だった。
上の娘とふたりで質素な晩ごはんを終えたばかり、下の娘は夕方から寝てしまっていてどうにも起きそうにない、相方の帰宅は深夜と推定される。

あら、ジャストタイミング?

わざわざ入手していたのに結局スカパで観るなんて、と思わないでもなかったが。


ゆるーい雰囲気の中にするっとわずかに紛れ込む、極限の環境が生む小さな狂気のようなもの、それは面白おかしい方向に演出されてはいるのだが。
なにも恐ろしい展開が起きるわけではない。けれども、越冬南極観測隊が如何に過酷な特殊な環境下で長く”閉ざされて”過ごすのか、の想像の糸筋になっている。しかしごく平常下のサラリーマン社会的というか、大学のサークル活動的であるというか、そういったゆるーい雰囲気でやり過ごしていく登場人物たちの様々な個性の立ち方が上手く演出されていて、結局は特殊環境下であるに関わらず、淡々とした隊員達の日常生活記録になっているあたりを、ものすごく面白い!と思った。
実際どうなんでしょうね?


「メシ食うために南極に来たわけじゃないからさ」
という台詞は、ものすごくこの作品の根幹に関わるセリフだ。
というか、メシとはなんぞや?と人間に問いかける見事な台詞であるのだ。

「美味い!」「美味しいねー!」はものすごく大事だな、と。


ラーメンのくだりはストーリのメインのひとつだったが、きたろうさん演じるタイチョーの、やっと再びラーメンに出会えた喜びを隠しきれないゆるんだ口元の絶妙な表情はホント観ているワタシもつられてニンマリ顔になってしまった。「ラーメン美味いもんねーっ、やっと食べられるよ、よかったねー!」と心から思ってしまい喜びを分かち合った気持ちになってしまった。


映画後半に差し掛かった頃に、寝ていた下の娘が起きてきて遅い晩ごはんを食べながら一緒に見ていた。(結局ひとり鑑賞は無理だったってことです)
「あれ、美味しそうね」
「あの人美味しいからすごく食べてるね」
なんて娘が言う。
で、リアル食卓の質素おかずを指差して
「ママ、このおかず美味しいね」
なんて、ちきしょー上手いこと言いやがってー。




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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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