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もはや異界のイケメン

以前に述べたことがあるが、椎名軽穂『君に届け』はどんどん増していくあまりの甘酸っぱさにいつしかついていけなくなったワタシ。

例えて言うなら、
「狩場で狩りのマニュアル本を必死に読んでいて獲物が目の前にいるのに気付きもせず、ああ自分のやり方はヘタクソだ、やはり狩りなんて自分にはできないんだ、と反省ばかりしている気弱な肉食獣」
みたいな感じ?うーん変な例え。つまりは、ワタシには反省ばかりして停滞する気持ちがもはや理解不能だったのだ。そんなん獲得してから悩めっ、と思ってしまう自分は、やはり少女マンガを読むに無理のある年代に入っていたのか、と思った。

その後新刊が出てもなんとなくスルーし続けていたら上の娘が自分のおこづかいで買い揃えていた。
そりゃあねぇ、思春期の少女にはどストライクな感じのマンガだもんねぇ、読みたいわねぇ。でもかあさんスルー、みたいな感じ。


で先日、そういえば、14巻が出たのに買いに行けてないと娘が言っていたことを思い出したから買ってきてやった。ありがとー!と喜ぶもんで、そんなに彼女には面白いマンガなんだなー、と思った。

ふと、また読んでみようかな、と思った。



甘酸っぱいのは更に増し増しで、意地悪な子も腹黒な子も優しい子もみんなやたらと饒舌で雄弁と言うよりは説教臭かったり。で、やっぱりこう体がむず痒くなるっていうか。でもそのむず痒さを通り越したならばニヤニヤしながら読んでる自分がいたわけで。

思春期から青年期の過程は、エエ年になってしまった今振り返るとそれはそれは世間知らずなくせに頭でっかちだったものだ。でも当時のワタシはアホらしくも自分なりにいろいろ必死だったりしたわけで。その必死さの空回りや無駄なエエかっこしいを知っているからこその今感じるむず痒さなわけで。

ここでボロボロ吐き出した上の娘の思春期病も今は落ち着いて(いや小康状態、か)、まあなんというか、彼女なりにいろいろ精一杯なんだろうと思う。でも見ていて危なっかしくてむず痒い。そしてワタシができることは基本的には黙って見ていることなだけだ。
若者はなんとめんどくさい生き物なのだ、と思う。いや、もちろん年取ってめんどくさいことは更に更に山積みなのだが、若者は実がないことに振り回されたり必死になる期間というか、その”実がない”あたりがかなりめんどくさい、と思う。そんなことに頭を使うくらいなら勉強した方がよほど有益だ、とは大人が思う理屈であって、前髪のほんの一筋のスタイリングに拘ったりする行為を否定するわけにはいかないのかもしれない。


それにしても風早マジイケメンすぎる。ヤバイ、ヤバすぎる。もう爽やかをぎゅうぎゅうに固めたイケメンすぎて、絶対現実にこんな男の子はいない、って思う。でも風早に片思いしている女の子たちがテキトーな腹黒だったりして、その安っぽさが逆に少女マンガ!という雰囲気全開で笑えてくる。

爽子は、陰湿で怖い女の集団に体のいい標的にされたり逆恨みされたりしていても、どこまでも真面目で邪気がない。超マイペースのいい子すぎて、なんだか泣けてくるほどだ。ただ爽子の境遇はありえる。いじめられているわけではないけれど友達ができない孤立してしまっている子というのは、逆に変にリアル感があって切なくなる。「鈍さに慣れるな!」ともはや親友となったちづちゃんは叱咤したけれど、爽子のそれまでの境遇を鑑みるにどうしようもないことだとも思う。

それを補って余りある風早の男前っぷりがつまりは、爽子と風早をどこからどう見てもお似合いのふたりに見せるのだから、そういうあたりは少女マンガの王道展開なのだろう。暗い感じのメガネ女子が偶然メガネをはずせばかなりの美少女だった的展開と相違ない。
結局風早の超人的イケメンっぷりがダダ漏れな具合で、そりゃあもうモテモテでもしょーがないじゃなーい、とニヤニヤするしかない。


長編化の影響で周囲の登場人物に焦点が移動しつつあるが、基本的に爽子と風早の友人たちはみな一様に浅薄なれど根本的に良い子たちばかりで、もはや中年のワタシとしては、みんなに幸あれ・・・!なんて思ってしまうほどで、実際問題こんな良い子ってのはいるもんなのか?とも思ったりする。
その最たる風早のどこまでも爽やかなイケメンっぷりは異次元というか異界というか。


爽子と風早それぞれの両親もめちゃくちゃエエ人たち。あれもまた異次元というか異界。





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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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