スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「玄椿」河惣益巳

新刊の発売日を事前にきっちりチェックするようなマメさが欠片もないワタクシですので、本屋の新刊コーナーで見かけて初めて最新刊が出たことを知ることがほとんどです。その本がマイナー気味で買い忘れているといつのまにか入手困難になってしまうようなものは頃合をみて新刊情報をチェックしたりしますが。

先日ふらりと立ち寄った小さな本屋で「玄椿」の最新刊が平積みになっていて「おおー、新刊だわ」と購入。河惣作品はご無沙汰だったこともあり、帰宅して早速1巻から新刊9巻まで読み耽ったのですが。すべて読み終えて「ああ、いつもながらこってりしたお味ですこと」なんて感想を洩らしつつ傍で順にきっちり積んだ「玄椿」にふと目をやると、あら?どうして7巻の次が9巻なのかしら?という事態。何度見直したところでそこにあるべき8巻があるはずもなく。で、ワタクシの数少なきマンガ読み友達にお貸ししたかしらん?とも思ってはみたけれど、それがさっぱり記憶にないということは普通に考えれば「買い忘れ」でしかないわけで。万が一お貸ししているとしたら一番可能性が高いマンガ読み友に一応確認してみたところ「買い忘れじゃない?そーいえば新刊買った話聞いた記憶がない」とのこと。彼女がそう言うなら買い忘れで間違いない。そういった状況も何故か互いに把握しあう濃いつき合いのマンガ読み友なので。

ということで現在は1~最新9巻まですべてあるのですが、昔から間違って同じ本を2冊買ってしまったり今回のように買い忘れていたりしたことが全くといっても過言でないように無かったものですから、なんだかなー。

さて本題に戻りまして「玄椿」です。
京都祇園の芸妓の話ですが河惣作品らしく大変バタくさく、こてっりとしたお味に仕上がっていましてよ。
花街はワタクシのような凡人小市民にはさっぱり無縁で内情など知る由も無い世界です。お仕事前のわずかな私的時間なのでしょうか、買い物している素顔の舞妓さんを見かけることがたまにあるくらいです。(『舞妓志願』でも描かれてましたけど、地毛の結い髪なんて普通している人はいませんから一目瞭然です)
マンガによってよりドラマティックに煌煌しく描かれると想像を掻き立てられ面白味も増します。が、あくまでマンガチックにその世界を垣間見たような気になっているにすぎないわけで、実のところ一体どういうところなんでしょうね。さっぱりわからないし生涯縁がないでしょうけれど京都に限って言うとするならば、歴史と伝統、観光の町としてそれを売りのひとつにし、保護し、なんとか盛り立てようとする尽力が見られたりもします。1日都めぐり観光のバスツアープランに京懐石の昼食を舞妓さんと共に、なんていうのがあったりして、そういう「営業」みたいなこともやる現状はやはり厳しいものであるのでしょうか。

ところでヒロインである胡蝶は祇園一の名妓、舞の腕前は神をも魅了、彼女に惹かれぬ者はなし、というような人物設定として描かれているのですが、話が進むにつれてただのモテモテ芸妓さんにしか見えないようになってきました。都一の名妓の神様をも魅了しまくりの舞が画的にそこまで素晴しいものにどうしても見えないのと、男と女の愛憎、人間の嫉妬心の2時間ドラマ的描写、エロくしようと変に頑張り過ぎのセックスシーンの多様、なによりも胡蝶自身の賢いようでいて全くのフワフワとした天然の箱入りお嬢さんのような振舞いと言動が名妓の印象を薄っぺらにしているようです。恵慈もただの胡蝶バカにしか見えないから、ふたりが相当スペシャルな人物として描かれていてもピンとはこないのですよ。「そんな、バカな」みたいなふたりに大変都合の良い展開につい笑ってしまうのですが、でもこれマンガですから。2時間ドラマが決して嫌いではないワタクシですので結局読み続けてるのですよね。
思えば河惣作品はスーパースペシャルな、そんな凄いヤツはいねぇ的な人物が中心となってあーだこーだギラギラと展開するのが売りだとワタクシ勝手に思ってます。いや、すべての河惣作品を読んでいるわけではないので違ってる点もありましょうが、でも大きくは外れていないのではないかな。

非日常すぎるから面白い、そういうことです。
スポンサーサイト

Comment

Comment Form
公開設定

いらっしゃいませ。

ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

カテゴリー
最近の記事
月別アーカイブ
06  05  03  02  01  12  11  10  09  08  07  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02 
最近のコメント
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
本・雑誌
1303位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
和書
746位
アクセスランキングを見る>>
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブログ内検索
RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。