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「サラディナーサ」河惣益巳

ワタクシが初めて読んだ河惣作品がこれです。高3だったと思うのですが、日本史よりも世界史に興味があって受験科目としても選択していたワタクシ(国文希望だったくせに何故世界史を選んだか、いまだ自分でも謎)に当時の友人が薦めてくれたのでした。それ以前に別の知人に『ツーリング・エクスプレス』を薦められていたのですが残念ながら読む機会が得られず、手に出来たのは一応の完結を迎えた後でした。これについてはまた後日。

『サラディナーサ』は古き佳き時代の少女大河系マンガに感じたものですからもちろんとても面白く、史実とフィクションを上手く織り交ぜてるなーととても感心しました。
主な登場人物のアクの強さもまた魅力的で、大半の男性キャラクターがサラディナーサ至上主義なのは話の展開上必要ではあるからして多少のうんざり感はあってもまあしょがないとして、ただそれでどの男性キャラクターも十把一絡げな感じにワタクシは読んでしまうのですが、レオンとフェリペ2世は別扱いにしても良いかしら、と贔屓目があったりもします。つまりはドン・ファンとマシューはワタクシの中では流してしまうキャラクターであるのか?ということになってしまいますが、レオンとフェリペ2世には劣るアクといいましょうか、彼らのキャラ立ちがいいからね、仕方ないです。

結論から先に申し上げて、ワタクシには河惣作品で萌える男性キャラクターがない。もちろん可のキャラクターは沢山いましてよ。でも優がいまひとつあげられないんだな。
だって断然女性キャラクターが魅力的だと思うのですよ。『サラディナーサ』で挙げるなら主人公はさておき、ソラヤ伯母様なんかとってもカッコイイじゃないですか。エボリの姫だってなんとも謎めいてしかも色っぽいんだから、もうたまりませんですよ。
若き頃自主制作映画に没頭していた頃のワタクシは、何よりも女性を美しく可愛らしく撮りたい、をモットーとしておりました。実際にそれが達成出来たわけではありませんが。ですのでそんな現場を離れてかなりの年月が経った現在でも、映画・小説・マンガ等における女性キャラクターを一番重点的に注目しているし、申し訳ないくらいに男性キャラクターはオマケ感覚かもしれません。
もちろん男性主人公で素晴らしい映画や小説・マンガは多々ありますし好きな作品も多々あります。が、どうしてもワタクシには女性キャラクターというものは特別なのです。間違っても「萌え」の要素はいりません。たぶんそこには憧れや理想が投影されているのだと思うのです。



さて、女海賊というと思い浮かべるのがふたつ。
1つは『ガラスの仮面』でマヤが演じた『女海賊ビアンカ』。あの辺りの話が昔からとても好きです。陰謀によるスキャンダルで芸能界から追放されたマヤが、再び芝居への意欲と情熱を取り戻し紅天女を目指すべく追い込まれた現状でも出来ることからやり直そうと手始めに選んだ舞台が学校の古びた倉庫での一人芝居。一時はトップアイドル女優にまで上り詰めたマヤが学校でたった一人で芝居をするということにほとんどの人は揶揄し嘲笑するけれど、亜弓はマヤのそんな行動に喜びと期待を持って高く評価するのです。なんと素晴らしき好敵手。このマヤの一人芝居編から『ふたりの王女』、『忘れられた荒野』へと続く流れは何度読んでも面白い。
『ガラスの仮面』の話はし始めると限がないのでまた改めて。

もう1つはドラゴンクエスト3の赤オーブの持ち主である女海賊。ゲーム攻略としてはオーブ入手フラグだけなのですが、とても想像を掻き立てられるキャラクターです。「女の身で海賊だなんて変だと思うか?」という感じの問いを投げかけられるのですが、勇者が女だったりもしますので別に変じゃないよって思うのだけど、きっと彼女にはそんな問いを投げかけたくなるような自分が女であることの苦労、逆に女でも海賊一味を率いるだけの能力を持っている誇り、そういう感情が複雑に絡み合った人物なのかもしれないと思うのです。
ドラクエの話もし始めるとやはり限がないのでまた別の機会に。


『サラディナーサ』の核心をついた話を全然しないくせに『ガラスの仮面』とドラクエの話なら止められても熱心にしてしまうであろうワタクシ。夏休み絶賛更新強化予定。

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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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