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姫川亜弓について考える その2

マヤが芝居の世界に踏み込んだのは13歳の時。偶然出会った月影千草にその計り知れない才能を見出されたのがきっかけだ。
亜弓が自分の意思で芝居の勉強をし始めたのが小学校3年の時。それ以前にも父親の映画に2本出演したことはあったが、本格的に稽古し始めたのは9歳前後からである。以降、子供にしては考えられないほどの努力と鍛錬を積み重ねその才能をのばしていき、一躍天才子役として世の中にその名を馳せる。
亜弓は人知れず努力して努力して実力をつけてきたのだ。努力した結果の自分という存在に誇りも持っている。「努力をそれほどしていない人に負けるはずがない」という考えを持っていたに違いないからこそ、初期の上から目線だったように現在では思う。努力至上主義といったところか。
しかしマヤはその天性の才能だけで経験の少なさをカバーできてしまうほど観客を惹きつけられる底知れない力の持ち主なのだ。そこが亜弓には理解し難くもあり羨ましくもあるのだろうが、芝居を純粋に心から愛し心から本気で演技に取り組む姿に共感を覚えるからこそ、亜弓とマヤは唯一無二の好敵手となるのである。
マヤは「天才型」で亜弓は「努力型」なのだ。

しかし亜弓が非常に優れたDNAの持ち主であることはそもそも疑いようがない。人はどれだけ努力してもその才能には個人個人でやはり上限があるのが普通だ。上限を超えようと相当の努力を積み重ねてもそれを突破するのは並大抵ではないどころか、やはり稀である。それが出来るのはそもそもそれだけの底力を秘めていたという裏付けだと思うし、生きる環境に左右されることも多い。苦難と困難を乗り越えてなにかを成し遂げる人はもはや偉人である。一般的にそうあることではない。

亜弓は芸事にしろ学業にしろ平均よりも元々優れた能力があって、その上で尋常でないほどに努力し鍛錬し、世の人々に天才と賞賛されるほどの能力を発揮している。格式も高ければ偏差値も高いらしい名門私立校に通っていて、仕事が多忙で欠席日数がどうしても多くなるにも関わらず成績は常にトップクラス、日舞・バレエ・ピアノ等はプロ並みの腕前、ということらしい。それを具体的に描写したシーンがある。

「ふたりの王女」の稽古が始まった頃、亜弓がマヤを自宅に招き、役をつかむため互いの生活環境を取り替えないかと提案する。家の中を案内され調度品等の説明を受けるマヤ。あるトロフィーが目に入ってからの描写。

マヤ「これは?」
亜弓「ピアノコンクールに優勝したときのトロフィー。中学生のときよ。」
マヤ「すごいわ、なにをひいたの?」
亜弓「ラフマニノフのピアノ協奏曲」

亜弓さん・・・!おそろしい子!
協奏曲何番だかわかんないけど、お稽古事レベルではないはずですぜ!
スーパーすぎる。はっきり言って雲上人である。


(続きます。)
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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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