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パリ編について その1

日本編はシリアスな要素もあるがそれをはるかに上回る青春お笑いものの要素の嵐だ。若者の純粋な向上心や誠実な友情なども笑いをベースにしつつ多く描かれている。のだめと千秋の恋が前面に押し出されすぎずにひとつの要素として上手く盛り込まれていると思う。

一方パリ編に入ると、シビアだったりシリアスだったりする要素がどうしても多くなってしまい、ただ楽しんで読むにはちょっとばかり難しいところも多々ある。もちろん過酷に山あり谷ありのドラマチックなマンガというのは世に相当数存在するが、『のだめカンタービレ』については日本編を読むノリが自分の中に出来上がってしまっていたから、パリ編はちょっと気軽に読めない感じを持った。パリ編は蛇足、とまではいわないけれど、日本編が中篇としてのなかなかの完成度だと思うので、例えば日本編しか読まなかったとして、そこで読むのを終了してもなんら不可解な点はないのだ。

パリ編はエピソードごとだけ見ると面白いところは多くあった。ただ通読すると感じるのは、手のひらからサラサラと零れ落ちていくような感覚だ。
話が進むにしたがっていろいろと山岳コースが設定されているが、エピソードとして読むと一旦山をクリアしてるように見える。しかし全体で見るとまだまだ登り道なわけだ。コースに見立てるとそれはいたって普通なわけだが、パリ編というコースはマラソンというよりは短距離を何本も走っている感じがとても強い。
スピーディな展開といえば聞こえはいいがこれはそうではなくて、エピソード間のテンポが一環しないことに原因があると思われる。転調がしっくりこないのはまずい。そしてエピソード内において、じっくりと描写すればもっと深みが出ただろうに駆け足で過ぎて残念なものもある。つまりはバランスがあまり良くないところが気になるのだ。それが原因だろうか、少しずつダブル主人公の気持ちに寄り添いにくくなってしまった。


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ツモ

Author:ツモ
30代後半女。
→四十路突入。
→もうすぐバカボンのパパ越え。
→日本女性の平均寿命に向かって折り返し地点あたり。別にそこまで長く生きたいわけでもない。とりあえずの目標はこの先20年くらい。

暴れまわった娘時代の反動か、自宅にひきこもりがち。相方、娘二人と古都の端っこで地味に暮している。


気まぐれにしか更新しないくせに、記事がやたらと長くなる傾向にある。

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